個人再生の長所と短所

個人再生を利用した場合のメリットとデメリットを簡潔に書きます。

まず、最大のメリットは住宅ローン以外の借金は大幅に減らせることです。

 

通常の任意整理は、各債権者との個別の交渉になりますが、原則的に元本のカットには応じれくれません。

 

この点、個人再生は借金が原則5分の1になりますので、元本部分を含めて大幅に圧縮されます。

 

2つ目は、借金した原因が問われないという点です。

 

自己破産では、ギャンブルや浪費等が原因だと、免責に影響が出てくることもありますが、個人再生ではそういった免責不許可事由がありませんので、借入原因を問わずに利用することができます。

 

3つ目は、一定の職業に就けなくなる職業制限がないという点です。

 

自己破産では、資格制限があるので、破産手続中に限っては保険の外交員や警備員等の一定の職に就くことができません。

 

これに対して、個人再生は今後も返済していく制度なので、資格制限は一切ありません。

 

4つ目は、家を手放さないで済むという点です。

 

個人再生は、住宅ローンがある場合でもない場合でも利用できるのですが、住宅ローンがある場合には住宅ローン特則を利用することで、自宅を手放さずにそれ以外の借金を大幅に圧縮することができます

次に、デメリットですが、個人再生手続は複雑なので、司法書士や弁護士に依頼する必要があり、その分の費用かかるという点が挙げられます。

 

ただ、これについては法テラスを利用することで、報酬もかなり低く抑えることができますし、分割払いも可能なのでそれほどの負担にはならないこともあります。

 

2つ目は、安定した収入がない人は利用できない点です。

 

個人再生は、破産と違い、借金を返済していく制度なので、どうしても安定収入が要求されます。

 

3つ目は、信用情報機関(いわゆるブラックリスト)には登録されるため、5~7年間は借入できなくなるという点です。

 

ただ、ブラックになるのは個人再生に限った話ではなく、任意整理であっても同様なので、個人再生特有のデメリットとはいえません。

 

4つ目は、住宅ローン残高の減額は不可能であるところです。

 

住宅ローンについては今まで通り返済を続けるか、多少返済条件を緩和して返済していくかのどちらかで、ローン残高自体が減るわけではありません。

 

とはいえ、それ以外の借金については大幅にカットされるので、十分にメリットは享受しているといえます。

 

以上のメリット・デメリットをよく理解した上で、利用されるかどうかを検討して頂ければと思います。

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