過払い金の調査

過払い金を回収することで住宅ローンの滞納を解消できる可能性があるわけですが、その過払い金の有無を調べるにはどうしたらよいのでしょうか。

まずは、相手業者から取引履歴を開示してもらいます。

具体的な方法としては、相手業者に電話をし、今までの取引履歴を送るようにお願いすればOKです。

この電話だけで郵送してくれる業者もいますが、開示請求書を送るので、それに署名押印して返送してください、と言われる場合もあります。

また、返済中の場合だと、電話をかけたことがキッカケで、これ以上の返済はしないでもいいから、その旨の示談書にサインしてくれ、等と言われることがあります。

そういった場合、すでに借金がなくなって過払い状態になっていることは明らかで、相手業者としては示談書にサインさせることで、過払い請求権を行使させないようにしたいのです。

なぜなら、示談書には通常、清算条項というものがあり、ここには「甲と乙の間には、本件取引以外には何らの債権債務がないことを確認する」等と書かれているからです。

つまり、示談をするとこちらから相手業者に対して、過払い金返還請求権があっても、それを行使しませんと約束してしまうことになるわけです。

よって、取引履歴の開示請求のために電話をかけたところ、そういった示談書の話をされたら、とにかくまずは取引履歴を送るように伝えて、それを見てからではないと何も判断できないと答える必要があります。

いずれにせよ、過払い金の有無を調べるには、まずは取引履歴履歴を開示してもらうことになります。

なお、司法書士などの専門家に依頼をした場合、取引履歴の開示も代行してくれますので、ご自分でする必要はありません。

また、当事務所では千葉県近郊の方に限定してはおりますが、ご自分で取得した取引履歴を無料で引き直し計算するサービスをしておりますので、興味のある方はお気軽にご相談ください。

ところで、債務整理の相談を受けた場合、必ず聞くことがあります。

それは、「今は借入れをしていないけど、過去に借入れをしていた会社があるかどうか」です。

私 「Aさんは現在、5社で200万円の借り入れですね?」

Aさん 「はい」

私 「現在のお仕事は?」

Aさん 「会社員です」

  ~ 中略 ~

私 「ところで、今回の5社以外で過去に借入れをされていたようなことはありますか?」

Aさん 「それはないです。・・・ん?待てよ・・・そういえば昔、1社完済したことがあるような気がします」

私 「会社名は?」

Aさん 「う~ん・・・かなり前なんで覚えてないですね~」

私 「大手の消費者金融ですか?」

Aさん 「確かそうだったと思います」

私 「であれば武富士・アコム・アイフル・プロミス・ディック・アイク・三洋信販などですかね?」

Aさん 「たぶんそのうちのどれかだと思いますが・・・」

私 「では、さっき言った会社に通知を送って調べてみます。もし、完済してから10年以内であれば過払い金を回収できるかもしれません」

Aさん 「助かります」

Aさんのように過去に完済をした会社名を忘れてしまっている方は珍しくありません。

そんな時はとりあえず、目ぼしい会社に通知を送って取引履歴の開示をしてもらうことにしています。

大手であれば10年以上でも取引履歴が保存されていることが多いので、借入れをしたことがあれば履歴が出てきます。

反面、借入れをしたことがなければ「該当なし」と回答が来ます。

なので、会社名を忘れていても履歴がみつかる可能性はありますので諦めてはいけません。

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