オリコ、セディナ、KCカード、ニッセンジーイークレジット、三和ファイナンスの過払い請求対応

ヤフーニュースによると、クレジットカード大手の三菱UFJニコスに対し、株主である三菱UFJフィナンシャル・グループと農林中央金庫が、1000億円規模の金融支援を行う方針を固めたことが22日明らかになったそうです。

ニコスのような大手でも、これほどの支援を受けないと厳しいということです。

独立系のアイフルやライフが厳しいのもうなづけます。

この支援の影響か分かりませんが、昨年頃から提訴しないと過払い利息は当然として、元金の満額返金にも応じなくなったニコスから最近電話があり、

「債権届出書記載の過払元金であれば、和解できますので提訴しないで下さい」

といわれました。

以前であれば、過払い元金の半分くらいでないと和解に応じなかったのに、です。

過払い利息がほとんどつかないような場合、裁判費用等の費用対効果を考えれば元金で和解した方がよい場合もあるので助かります。

同じ大手のオリコの場合、当事務所では基本的にはすべて裁判をしたうえで過払い金を回収します。

しかし、今回は確認したいことがあったので、事前に電話しました。

すると、債権届出書に記載されている過払い元金であれば和解可能なんだそうです。

ところが、返金が10か月後になると言われてしまいました・・・。

わけを聞くと、予算の都合上で、どうにもならないとのこと。

開示された債権届出書をみる限り、支払方法はリボ払いで、途中で空白期間もないため、おそらく提訴すれば争ってこない可能性が高いです。

10か月も待つわけにもいかないので、裁判をした方が結果的に早く回収できるでしょう。

それにしても、オリコほどの会社が本当に予算がないのか不思議でなりません。

セディナは昨年、OMCカード、セントラルファイナンス、クオークの3社が合併して誕生した会社です。

ここは比較的、過払い請求の対応もいいのですが、旧OMCの借入れになると担当者と満足に連絡が取れません。

こちらかけても、担当者が不在で折り返しになることが多く、その折り返しの電話も来ない場合もあります。

今までは提訴しないでも利息込みの満額に近い金額で和解できることが多かったのですが、最近は渋るようになりました。

信販系も最近は過払い請求の対応が軒並み厳しいです。

提訴せずに満額で和解なんて、今では夢のような話です。

過払いではなく、利息制限法 引き直しの結果、負債が残る分割返済の場合も年々和解が難しくなってきています。

残元金に経過利息や将来利息を一切付けずに、すんなりと和解に応じてくれる債権者は、いまはなかなかありません。

貸金業者の経営はどこも厳しいので、あまり理想的なことも言っていられませんが、債務整理の現場は年々厳しさが増しています。

本人訴訟で進めていたKCカードとの過払い訴訟。

前回は2回目の期日でしたが、KC側は誰も出廷せず。

この段階で結審していてもおかしくはなかったのですが、裁判官が

「もう1回だけ期日を設けて、それで何もなければ判決にします」

と言ったので、今回が3回目です。

そして、3回目もKC側が不出廷。

しかし、裁判が始まる直前に、KCカードから裁判所に電話があったそうです。

その内容は・・・

「次回は支配人を出廷させるので、もう1回だけ期日を設けてほしい。その際に和解案も提示する」

とのこと。

しかし、

裁判官 「さきほど被告から電話があって、もう1回だけ続行してほしいとのことです。ただ、前回の期日後に期限を決めて書面を提出するように言っておいたにもかかわらず、結局、何も提出しませんでした。にもかかわず、今日になって電話をかけてきても、対応が不誠実と言わざるを得ませんので、これで結審したいと思いますがよろしいですか?」

原告 「はい、構いません」

裁判官 「では、判決は〇月〇日となります」

簡裁では、2回目以降の期日も書面の提出をしておけば、陳述したものとみなしてくれる擬制陳述という制度があります。

しかし、地裁では初回こそ書面の提出だけでOKですが、2回目以降の擬制陳述は認められず、本人もしくは代理人が出廷する必要があります。

本来であれば、2回目欠席の時点で結審されてもおかしくはないケースでした。

裁判官の温情で3回目が設けられたにもかかわらず、3回連続不出廷では当然の結果でしょう。

とはいえ、高裁に控訴してくる可能性がありますので、まだ気は抜けません。

ニコスやオリコのような大手信販会社も訴訟前の交渉では過払い金の満額返還には応じなくなりました。

そんな中で、ニッセン・ジー・イー・クレジットは現在でも、提訴しなくても利息込みのほぼ満額で和解できる希少な業者です。

ただ、同社自体がオリコやニコスに比べれば、規模が小さいので当事務所でも、頻繁に同社への過払い請求を取り扱っているわけではありません。

よって、全てのケースで満額和解できるかは不明です。

ちなみに、当事務所が最近、取り扱ったケースでは、いずれも過払い金額が100万円以下でした。

金額が100万円に近いケースでは、最終取引日までの利息込みの端数カットで和解できました。

金額が30万円以下のケースでは、最終取引日までの利息に加え、さらに、返還日までの利息の半分程度を上乗せした金額で和解できました。

いずれの場合も、返金は3ヵ月以内でした。

数年前であれば、このような和解に応じる業者はたくさんありましたが、今ではほとんどいません。

そういった意味では、ニッセン・ジー・イー・クレジットは、最も過払い請求の対応がよい業者の一つといっていいと思います。

次は三和ファイナンスの話。

2008年9月、三和ファイナンスは過払い金 の債権者から裁判所に破産の申し立てをされました。

これを聞いた時はさすがに三和も終わりかなと思ったのですが、意外にも「かざかファイナンス」という会社が三和を手助けし、破産申し立ては取り下げられることになりました。

同業者の話で、三和から判決等で確定している分から優先的に過払い金を返還する旨の電話があると聞いていましたが、本日、当事務所に電話が来ました。

三和 「Aさんの件で、ご迷惑をおかけしておりましたが、過払い金 を返還させて頂きますので、振込先を教えて下さい」

私 「わかりました。振込先は○○です。返還日はいつですか?」

三和 「明日になります」

私 「そうですか。明日までの利息を含めますと9万5250円になりますが、そちらと同じですか?」

三和 「ええ、全く同じ金額です。では、明日には振り込んでおきますので」

私 「了解しました」

三和は口座を差し押さえても空振りに終わることも多く、実際の過払い金額よりも大幅に減額して和解してしまった人も多いと思います。

ただ、このような展開になるとは誰も思っていなかったでしょうから、その辺は仕方ないかなと思います。

ところで、三和を助けた「かざかファイナンス」は、民事再生をしたクレディアも救済しています。

三和を助けるなんていまいち理解に苦しみますが、かざかの経営陣はメリットがあると判断したのでしょう。

その判断が正しかったかどうかが分かるのはもう少し先になりそうです。

最後に仕事とは関係ない話です。

千葉のパルコ前でバスジャックがあった際の出来事です。

ちょうどその頃、裁判所へ向かうため、近くを歩いていたのですが、やたらパトカーのサイレンがしていました。

バスジャックがあったのを知ったのは、事務所に戻ってからですが、身近でこういったことがあると怖いですね。

また、近年の就職活動は冬の時代といわれていますが、そんな中でも体育会系の学生が有利なのは、

今に始まったことではないそうです。

まず間違いなく体力があり、目標を定めた厳しい訓練を経験し、チームワークにも優れているからだそうです。

そういわれると、企業側に体育会系の学生を好む傾向があるというのはなんとなくわかる気がします。

ただ、私自身は体育会系の方は苦手です。

なお、大相撲ではアフリカ初の力士となったエジプト出身の十両力士の大砂嵐が、信仰するイスラム教の断食月(ラマダン)でも勝利を飾りました。

本人曰く、「ラマダン中はむしろ闘争心が高まる」とのこと。

体も関取らしくないので、プロレスや総合でも相当強いでしょうね。

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