競売の減少

近年は、競売の件数が減少しているそうです

地域によっての違いはあるかもしれませんが、ここ千葉地方裁判所管内では明らかにここ2、3年は減少し続けています。

競売減少の理由として考えられるのは、任意売却の増加と金融機関の返済条件の緩和の2つです

 

任意売却という手法が、不動産業界で一般的になるまでは、住宅ローンが払えなくなった物件のほとんどは競売で処分されていたと思われます。

また、平成21年に中小企業金融円滑化法(いわゆる、モラトリアム法)が制定され、住宅ローンの返済見直しに対して、金融機関が積極的に応じるようになりました。

このモラトリアム法によって、金融機関もすぐには競売を申立てなくなったと思われますが、同法は、次元立法だったため、昨年3月で終了しています。

 

ところで、競売になると物件情報が公開され、入札が開始されます。

 

競売価格は市場価格よりも3割前後安いのが一般的であるため、不動産業者も良い物件をなるべく安い金額で入手しようと必死です。

 

中には、需要のない悪い物件もあり、そういった物件はなかなか落札されませんが、通常の物件であれば、市場価格よりも安いので落札されることが多いです。

 

裁判所は、落札者に問題がない限りは売却許可決定を出しますが、その後、売却代金が納付されることで不動産の所有権が落札者に移転します。

 

そうなると、もともとの所有者は物件を明け渡さなければいけなくなり、引っ越し資金がなくて、移転することができないような場合でも、最終的には執行官によって強制退去ということになります。

 

この点、任意売却であれば、引っ越し費用を確保できる場合もありますし、仮に、引っ越し費用がもらえなくても、引っ越しのスケジュールをある程度自分の希望どおりにできるので、少なくとも競売のような強制退去ということにはならないと思われます。

 

よって、最終的には自己破産と検討しているような場合であっても、いつ追い出されるかはわかららない競売よりも任意売却の方が、人生の再スタートを気持ちよくきれるのではないかと思われます。

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